
今年も古高菜漬を漬けたのですが、多めに高菜を仕入れたので、青高菜漬も作る事にしました。
北部九州地方では高菜が出回る1~2月位に、高菜を浅漬けにして食べます。きれいな緑色の漬物です。

北部九州地方は主に三池高菜という品種の高菜を古漬にします。
肉厚でとても美味しいのですが、青高菜漬(浅漬け)にした場合に、どうしても紫色の漬け汁が出ます。
これは、三池高菜という品種に紫高菜の血統が入っているためらしいです。(幸書房 漬物学 前田安彦先生の著書より 125p)
写真をみても高菜の葉先が紫色ですね。(左写真)

実際に青高菜漬を商品化する場合は、紫色の漬け汁は好まれないので品種の違う山形青菜(ちりめん高菜)というものが使われるらしいです。(幸書房 漬物学 前田安彦先生の著書より 125p)
私の住む長崎地方は、地元では三池高菜しか出回らないので、この三池高菜を青高菜漬にしています。
これはこれで、地元の旬の味で、とても美味しく食べられています。
直売所などで生の高菜を見かけたら、ぜひ青高菜漬を作ってみませんか?
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