
米麹を使った漬物にべったら漬と三五八漬がありますね。
このサイトで「簡単べったら漬」のコーナーを作る際に思ったんですけど、この2つの漬物の違いは何でしょうか?
そもそも、漬物は農林水産省の「農産物漬物の日本農林規格」で細かに分類・規格が決まっています。
参考URL http://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/kokuji/k0001017.html

この規格ではべったら漬や三五八漬の分類はなく、「農産分こうじ漬け類」と大まかな分類があるだけです。
つまり、べったら漬も三五八漬も同じ麹漬けになりますね。どちらの漬物も「こうじ床」を作って、材料を漬けます。
べったら漬は米麹を発酵させてから、砂糖・みりんでこうじ床を作るのに対して、三五八漬は食塩・米麹・蒸米で作ったこうじ床を使います。(三五八漬の名前の由来は食塩・米麹・蒸米が3:5:8の割合でこうじ床を作っていましたが、現在は塩の割合は低くなっていると思います。)

また、べったら漬はこうじ床に大根を漬けますが、三五八漬は大根・胡瓜・人参など色々な野菜を漬けます。
三五八漬はぬか漬とよく似ていますね。
まとめ:べったら漬と三五八漬の違いはこうじ床の作り方と・漬ける野菜が異なることでした!
最近は塩麹が浸透して、塩麹で作る漬物もよく見かけます。
塩麹漬けも米麹を使用しているので、こうじ漬けの分類に入るんですかね。
漬物カフェでも塩麹の風味を生かして「簡単べったら漬」のコーナーを作りました。
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