
私が20数年前、漬物の仕事に就いた頃は、スーパーの浅漬コーナーには白菜漬がメインで並んでいました。
そのころは「白菜ホール漬」と言って、姿漬が主に売られてしいました。
現在は、いろいろな浅漬が売られていますが、刻み漬の種類・量が多くなりましたね。
核家族化や切る手間が省ける利便性から刻み漬の漬物が増えたんでしょう。
これは、漬物だけに限らず他の食品にも当てはまりますね。

漬物カフェでは、基本的に姿漬(ホール漬)をご紹介しています。
姿漬は特に、形を保ったまま塩漬の状態で保存が効き、ご自分の好きなようにアレンジしてカット・盛り付けが出来ます。
姿漬をきれいにスライスして並べて、盛り付けたらやはり見た目が良いですよね。
また、白菜ホール漬でも各家庭で切り方・しぼり方・スライスの幅などが違うのが姿漬の醍醐味ですね。
私の母は、白菜漬を1㎝幅で切って、よく絞ってかつお節をかけていました。この白菜漬の我が家の定番でした。

私の住んでいる長崎県は、土地柄もあるのですが、高菜漬・奈良漬・味噌漬等も姿漬がよくスーパーに今でも並んでいます。
やはり、各家庭でお好みの切り方があるんですかね。
長崎は、高菜の産地なんですが、スーパーには高菜漬のホール漬が刻み高菜漬に負けじと頑張って並んでいます。
高菜漬の姿漬(ホール漬)の醍醐味はやはり高菜おにぎりですね。
これ、前にもブログでご紹介したんですが、本当に美味しいんです!
まだまだ、ホール漬はあなどれませんね!
以上、最近の独り言でした!
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