― 干し大根で実際にたくあん漬を作ろう! ―
塩漬メニューの干し大根のコーナーで作った大根で、干したくあん漬を作ってみましょう!
秋から冬場の空気が冷たくて、乾燥している時に作ります。
干し大根を作るのが難しい場合は、ネット通販などでも販売してあります。
左図は干し大根で作るたくあん漬の製造の流れです。
まず、生の大根を2週間ほど干します。
次に米ぬか・昆布等に漬け込みます。
約3週間ほどで完成です。
ポイントは大根をよく干し、漬け込み時にしっかりと重石をかけることです。
是非、お試しください!
たくあん漬の材料をそろえます
― ネットでも購入できます ―
干し大根 --------------- 10本(4.4Kg)
生米ぬか --------------- 600g(大根重量の15%)
塩 --------------- 220g(大根重量の5%)
唐辛子 --------------- 5本
昆布 --------------- 約30㎝
ザラメ --------------- 300g(大根重量の約7%)
酢 --------------- 60cc(お好みで)
乾燥した果物皮 ------------ 30g(ミカン・リンゴ・ユズなど)
漬物タル・蓋 --------------- 今回は15号
重石 --------------- 今回は8.5Kg型
果物の皮は今回は乾燥柚子の皮を使用しました。
タルに合うビニール袋を用意しましょう。
ネット通販でぬか漬用材料一式を販売しているサイトもありますので、材料をそろえるのが難しい方はご利用ください。
漬込み前の下準備
― 材料を混ぜます ―
干し大根の葉と根を切り分けます。葉の部分も使いますので、捨てずに取っておきます。(写真②)
③干し大根をまな板に載せ、手やすりこぎ棒等で板ずりして大根をしんなりさせます。(写真③)
大きな容器に材料を入れてよく混ぜます(写真④)
漬物タルにちょうどよい大きさのビニール袋をセットします。
タルの底に混ぜた米ぬかを少しいれます。
タルの底がかくれる位入れましょう。(写真⑤)
干し大根を隙間なく詰めて入れます(写真⑥)
隙間ができるときは、干し大根を隙間の大きさに切って詰めて下さい。
長い大根は中央に、短い大根は端に入れるとうまくタルに収まります。
その上にまた混ぜた米ぬかを入れます。(写真⑦)
大根が見えなくなる位入れます。
イメージではカップ4杯程度。
さらに残りの干し大根を隙間なく詰めて入れます(写真⑧)
隙間ができるときは、干し大根を隙間の大きさに切って詰めて下さい。
それでも、隙間がある場合は切り分けた大根の葉を詰めて下さい。
その上にまた混ぜた米ぬかを入れます。(写真⑨)
写真⑦のときよりも多めに米ぬかを大根が見えなくなる位入れます。
イメージではカップ6~7杯程度。
この時、米ぬかは全て使い切らずに、少し残しておきます。
その上に残った大根の葉を全体を覆うようにして入れます。
(写真⑩)
最後に残った米ぬかを全体を隠し覆うようにして入れます。
(写真⑪)
落としフタをして重石を乗せ、ビニール袋の口を閉じます。
冷暗所で保管します。(写真⑫)
これで、漬け込み作業は終わりです。
2~3週間位で、漬け汁が重石の脇に上がって見えてきます。
もし、漬け汁が上がらない場合はビニール袋の上から結構ですので、別の重石を追加して下さい。
― 冷蔵保存がおすすめです―
重石を乗せて2~3週間後には落としフタの上まで漬け汁が上がってきます。(写真⑬)
漬けてから20日後位から召し上がれます。
たくあんを食べる分だけ取り出したとは、またぬかを被せて、重石を乗せてビニール袋の口を閉じておきます。
時間の経過と共に、漬かり具合が変わってきますので、味の変化も楽しめます。
写真⑭は漬けてから約1か月後のたくあんです。
食べきれない場合は、せっかく作った干したくあん漬が悪くなる場合があるので、食べやすい量に小分けして、冷蔵保存しましょう。
しっかりと空気を抜いて、大根の葉・米ぬかも一緒に入れておきましょう。
冷蔵庫で1~2カ月程度保存できます。
きれいに盛り付けましょう!
葉っぱも刻んでいただけます。ちょっと苦い場合は削り節等と一緒にすると食べやすくなります。